タコの卵

どこまで我慢するのが身近な恐怖なのか

「知ろうとしないことは罪だ」清水記者の『南京事件を調査せよ』は必読の一冊

タコの卵ブログで何度か取り上げているBS@もてもてラジ袋公認記者、清水潔氏の最新作が「南京事件を調査せよ」だ。

 

「南京事件」を調査せよ (文春e-book)

「南京事件」を調査せよ (文春e-book)

 

 桶川ストーカー殺人事件や北関東連続幼女誘拐殺人事件を徹底的に調査しまくった清水記者が暗雲立ち込める南京大虐殺について調査報道した本だ。

 

 

桶川ストーカー殺人事件―遺言―

桶川ストーカー殺人事件―遺言―

 

 

殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

 

 

 

南京大虐殺と聞くと、あった派とない派にわかれて、30万人は殺しすぎだよ派も、虐殺はあったけど大した数じゃないよ派も。そもそもそんな事件ないよって言う人も。

 

とにかく両者の言い分が激化してどっちを信じたらいいのかわからなくなる。むしろどっちも信用ならないかもしれない。そこで登場するのが清水記者。本当の真実は自分の目で足で確かめる調査報道の鬼が南京事件に挑む。

 

清水記者は当時の日本軍兵士日記を検証し、裏付け調査を徹底的に進める。本当に日記の内容はあっているのか?でたらじゃないのか?事件が写っている写真と現在の揚子江を照らし合わせ矛盾はないか丹念に調査する。

いつもの清水記者だ。執念にも似た徹底的な調査報道スタイルで読んでいるこっちが「そこまで裏取りして調査するのか!」と唸ってしまう。とにもかくにも粘り強い調査が書かれている。

 

tettyagi.hatenablog.com

 

清水記者はたとえ恐ろしい事としても「真実」が知りたいと常に言っている。

南京事件の真実とは一体何なんだろうか?虐殺はあった!と裏付けるのが真実なのか、やっぱりなかった!と証明できる事が真実なのか。

 

 

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読んでいる内に目を覆いたくなる震えるような真実が明らかにされていく。

人はそこまで残虐になれるものなか。同じ人間としてこんな事件があってほしくない!と叫びたくなる気持ちもわかる。しかし、清水記者はこれでもか!と真実だけを暴いていく。

 

南京事件は100年も前じゃない。当時から生き残っている人がいる、つい最近の事件なのに最近まで忘れ去られているように覚える。目を背けたくなる事件は蓋をするのが当たり前なのか?歴史とは過去の失敗を繰り返さない為にあると思っている。

それなのに現代では同じような事をまたやりたがっている。

その時に絶対に言う台詞が「今度は大丈夫」「次は失敗しない」とかだ。

やめて欲しい。歴史に何も学んでいない。ヘロドトスと司馬遷の本を読んで反省して欲しい。

 

僕は正直いって南京事件について詳しくなかった。

しかし、清水記者の「南京事件を調査せよ」でガツン!とやられた。

「知ろうとしないことは罪だ」……この台詞が胸に突き刺さる。

沖縄に住んでいるので沖縄の歴史をもっともっと勉強したいと思った。

 みんな絶対に読んで欲しい。読もうとしないことは罪とは言わないが、真実とはなにか?と気になっている人は是非とも手にとって!

 

本書はNNNドキュメント「南京事件 兵士たちの遺言」が元になっている。

本読むのめんどくせー!って人がいるのなら、こちらの動画を見ても問題ない。むしろどっちかは必ず見てね!!!!!

古めかしい革張りの手帳に綴られた文字。それは78年前の中国・南京戦に参加した元日本兵の陣中日記だ。ごく普通の農民だった男性が、身重の妻を祖国に残し戦場へ向かう様子、そして戦場で目の当たりにした事が書かれていた。ある部隊に所属した元日本兵の陣中日記に焦点をあて、生前に撮影されたインタビューとともに、様々な観点から取材した。

 

 

 

最後によく言われるのが、

「南京事件?虐殺?戦争だからね。みんなやってるよ」とか軽く扱うことだ。

 

本当にいいのか?それで?

 

 

moteradi.com

清水記者がもてラジにゲストで出ています。ぜひ聞いてください。

butao.hatenadiary.com

ぶたおさんのレビュー!

「南京事件」を調査せよ (文春e-book)

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