読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

タコの卵

どこまで我慢するのが身近な恐怖なのか

【ネタバレあります】残穢…怖すぎて読まなければよかった【感想】

現在映画公開中のホラー映画

残穢

の原作を読み終わった。

感想書いていきますが……残穢は読まない方がいいかも。最後にネタバレあるので注意。

 

目次

 

 

あらすじ

作家の私宛に読者から奇妙な話が送られてくる所から話がはじまる。
作品のあとがきに何か怪談や怖い話があったら送ってくれと書いてあったので、それを目にした読者の「岡谷マンション」204号室に住む久保さんが投稿してきたって流れだ。

 

投稿内容。

マンションの和室を見てない時に限ってサッ…サッ…と畳を掃くような音が聞こえる。振り返ると音は止むし、見てる時に音はでない。気のせいだと思ったが、和室を見てない時に限って音がする。気のせいと思いたいが……。どう思いますか?


作家の私は怪談好きだが、かなり懐疑的で合理主義者。マンションなので隣の部屋の音だったり、風が吹いていたり、いくらでも合理的に処理できる問題です。気のせいですよと。

 

確かに音だけならいくらでも説明がつくので、怪異とは呼びにくい。でも不気味だよね。自分の部屋で音がなってたら。気にしないようにしてても怖い。

 

久保さんからの手紙は続く。

音がする時に思い切って振り返ってみたのです。
すると、和室に着物の帯のような物が見えた。
箒で畳を掃除しているわけではなく帯が畳を擦っている音なんでしょうか?

 

その手紙を読んで私は既視感を抱く。
以前他の読者、屋嶋さんから貰った手紙に似た話があったからだ。
屋嶋さんも自宅マンションである401号室で畳を掃くような音に悩まされている。

 

うーむ。
もしかしたら同じマンションって可能性が?
調べる。するとドンピシャで久保さんと屋嶋さんは同じマンションだったのだ。
だけど部屋が違う。同じマンションで違う部屋だけど怪異は一緒。不思議だ。

調べて行く内に、例の音は

 

首吊りで死んでいる和服姿の女性の帯が畳の擦れる音

 

なんじゃないかとイメージが浮かんでくる。こうなってくると怖い。
不動産屋や図書館で過去自殺者はいないか?事故物件じゃないのか?と確認するが、過去に自殺者はいない。事故物件でもないし隠してる様子もない。

マンションのママ友に話を聞くと、人が居着かない部屋があるらしい。曰くつきってわけじゃないが頻繁に出入りが激しい部屋があるわよねーって感じだ。

 

不思議に思っていると204号室に前住んでいた、梶川亮の不幸な事件の話を知る。

 

梶川亮はマンションに住んでから精神を病んで引っ越しして、引っ越し先で首吊り自殺したのだ。

 

もしかするとマンションの部屋って言うより

マンション全体……いや、このマンションが立っている土地に問題があるんじゃないのか?ヤバイ土地なんじゃないのか?そしてヤバイ何かに触れたらその土地にいなくても不幸が続く??

 

久保さんと私は過去、この土地で何が起こったのか調査して行くうちに驚愕の事実を知ることになる。

 

 

 ネタバレなし感想

めっちゃ不気味。

読まなければよかったと思った。この本読んじゃうと

 

今住んでる家の土地に過去なにかあったとしたら?

 

って妄想が止まらなくなって夜寝付けなかった。

Amazonレビューにも書いてるけど

 

何だか持っているのが嫌で、読み終えてから友達にあげました。
ホラーでは無いけど、薄気味悪い後味の悪い感じです。
決して面白くない訳ではなく、読み終えてから手元に置きたくない薄気味悪さが残ります。

 

似たような気持ちになったもん。

淡々と過去何があったか調査して行くんだけど、過去に起こった事件が謎に不気味すぎて嫌な気持ちになる。しかもその話を読んでいる自分にも同じような事が起るんじゃないか?と考えてしまう内容になっている。

マンションの帯の音になった原因も嫌な気持ちになる話だし、他の怪異もジメジメとした気分にさせる。マンションだけでなく、この辺り一面がヤバイ土地なのだ。

 

あぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

読まなければよかった。本当に人事じゃないぞこの残穢。もう今住んでいる土地が気になってしょうがなくなった。これってホラー小説だよね?と疑ってしまう。

 

あと、その土地に住んでいる人の移り変わりが激しいから土地の記憶を持っている人が少ないのも怖い。バブルや高度経済成長期で土地の地上げや移り変わりがリアルに反映されている。調査が難航するのもリアルだ。僕も住んでる土地の事や近隣住民の事なんて全然知らない。

 

そして、みんなが怪異に合うわけでははなく、少数の人だけが怪異に合う。むしろ怪異に合っている人が圧倒的に少ない。例のマンションに普通に長年住んでいる人もいる。その理由は??

 

調査は数年前、バブル、高度経済成長期、戦後、戦前と遡っていく。
遡っていく毎に明かされる不気味な事件。怪異の元を探る内に私に巻き起こる怪異。

全ての原点。汚染元を探る……そこに待ち受ける穢れとは……。

書いてて嫌な気持ちになってきた。

これ白石監督にフェイクドキュメンタリーで映画化して欲しかった。完全にドキュメンタリーだもんな。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

 

 

 

ネタバレ

ネタバレをざっくり箇条書きで書いていく。
まだ読んでない、映画を見てない人はみないでください。
ネタバレをさくっと知りたい人にはいいかも。

 

 

 

 

今世紀

・屋嶋さんの娘が空を見上げることがある
・理由を聞くと「ぶらんこ」
・ぬいぐるみの首に紐をかけて揺らして「ぶらんこ」ごっこ遊びをしていた
・音以外にも赤ちゃんが這いよる他の音も聞こえ始める
・さすがに例の音と「ぶらんこ」でマンションを退去
・マンション以外の隣の団地にも怪異がある事がわかる。
・団地も人の出入りが激しい家がある
・団地に住んでいる人が洗い物をしている最中、後方上から覗かれるようにみている幽霊を感じた
・住んでいる人は身長170センチで女性としては大きい
・覗いてるんじゃなくて天井からぶら下がっていた?
・まさかマンションの首吊り怪異と同じ事が隣の団地でも?
・団地に住んでいた飯田家が1番最初に家をでていった
・出て行った先で旦那が赤ちゃんを刺殺
・奥さんも刺されていたが生きていた
・旦那は家の二階を放火して自殺
・それ以来、飯田家はずっと空き家
・梶川が死んだ部屋に住んだ人から女性の首吊り幽霊が出たと報告

・死んだのは梶川で男性。女性は死んでいない…
・久保もマンションをでたが、新居でも同じ「音」が聞こえる


高度成長期

・マンションの前は駐車場
・駐車場の前は小井戸家、稲葉家、篠山家、政春家、他にも。
・小井戸家はゴミ屋敷
・ゴミ屋敷の中で小井戸さんは孤独死
・床穴までぶちぬいてゴミを家に埋めていた
・ゴミを貯める理由は「隙間がある方が怖い」から
・稲葉家の畳に血痕のような染みが浮き出る
・篠山家の息子が失踪
・政春家には幽霊が住んでいると聞かされる
・床下から声が聞こえると話す
・後に政春家は新興宗教にハマって一家離散。

 

戦後&戦前

・裕福な高野家が家を構えていた
・高野家夫人トシエが娘の結婚式に首吊り自殺
・畳が帯で擦れる音はトシエの自殺だと判明
・トシエは生前、赤ちゃんの声に悩まされていた
・統合失調症気味の症状
・トシエの娘、礼子が都会で中絶したのが原因か?
・礼子も礼子の友人も壁から湧き出る赤ちゃんの怪異に悩まされる
・高野家はトシエの自殺がきっかけで崩壊
・高野家の前は工場があった
・工場では真っ黒い人が呻く声がする怪異が起きていたらしい
・工場の隣に長屋
・長屋に住んでいる中村美佐緒は自分の赤ちゃんを殺して埋めまくっていた
・分かる範囲で3人の赤ちゃんの死体遺棄。本当はもっと多いかも


明治大正

・工場の前は吉兼家
・吉兼家の三男は精神障害があり、座敷牢に閉じ込められていた
・座敷牢の場所は地下
・吉兼家は現在一族もろとも行方不明
・吉兼家に嫁いだ三喜は嫁入り道具の中に美人画の掛け軸を持っていく
・吉兼家に不幸が起る時この掛け軸の女性が不気味に笑うらしい
・三喜が来てから吉兼家は不幸の連続
・なぜ不幸のアイテム的な掛け軸を嫁入り道具に持たせたのか?
・三喜の実家を調べると北九州と判明
・掛け軸の話は北九州最強の怪談として有名だった
・三喜の実家は奥山家で炭鉱を経営していた
・炭鉱はずさんな管理で死者が多数でていた
・奥山の頭首が使用人と家族を皆殺しにして自殺
・取り壊された奥山家の跡地に真辺家が
・真辺家は曰くつきのヤバイ物を集めていたとのこと
・真辺家も不幸があり夜逃げして廃墟に
・その後の消息は不明
・炭鉱跡地にラブホテルができるが「出る」と有名で廃墟に
・マンションや団地で起る怪異の元、原因は奥山家にあると判明

 

ラスト

・久保さんは突発性難聴になったり不幸が続く
・私も痩せて首にコルセットを巻くぐらい体調が悪くなる
・怪異は人や土地だけでなく物にも伝染する事がわかる
・全ての原因である真辺家の廃墟に行くことに
・まずは廃墟になったラブホテルにも行く
・ラブホテルでは特になにも起こらない
・真辺家には複数の仏壇や神棚があり御札だらけ
・何者かと必死に戦った形跡が見られる
・もしかして曰くつきの物を集めていた理由は、曰くに別の曰くをぶつけようとしていた?
・神にも仏にもすがったが駄目だった。最後は同じ怪異に頼ったかもしれない

・その後赤ちゃんがハッキリと映る心霊ビデオが撮れる
・しかし、見返すと赤ちゃんの霊は消えていた
・ビデオを見た家で赤ちゃんの声が聞こえるようになった
・私は首周りが悪化して喋るのも苦痛な状態に
・しかし、首周りの悪化の原因もわかり回復中
・久保さんも結婚して幸せそう
・飯田家に新しく入った人が三ヶ月で急死

・再び空き家に

・この私って作者の小野不由美さんだよね?

 

以上が残穢です。

残穢を読んだし、この本を持ってるから何か起こりそうなのが怖すぎる。

これって実話じゃないよね????

 

追記

映画見ましたがラストが少し納得いかない形でした。

でも映画もタンタンと心霊現象だけに迫っていってゾクリとくる描写も多く楽しめると思いますので是非とも見てください!怖いですよー!

 

残穢 (新潮文庫)

残穢 (新潮文庫)

 

 

 

残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [Blu-ray]

残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [Blu-ray]

 

 

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...